一般質問の概要その2

OLYMPUS DIGITAL CAMERA2.エキノコックス症対策について

(1)エキノコックス症対策の現状について

 年2回ふれあいセンターにて健診を行っています。昨年51名の検査実績がありました。また、広報、オアシス通信にて、手洗い、生ごみ処理等の徹底を呼び掛けています。滝川保健所では平成21年に2名の患者が見つかっている旨の答弁がありました。

(コメント)

 北海道での最近の患者数は3分の1が札幌市保健所で見つかっています。特定の地域の特殊な病気ではなく、私たちにも危険がある病気と考えたほうがよいです。また、市民に呼び掛けている対策には不十分な点があることを指摘しました。例えば、「糞」について、直接触らない等の注意を市民にしていますが、キツネの「糞」の判別方法や、処理方法についても、他自治体で奨励している方法と比べ、安全面で疑問があることから、研究機関と連携して、「科学的知見」に基づいた適切な対応を要望するものです。

(2)キツネの生息状況、虫体保有率等の調査の必要性について

 昨年、砂川市でとらえたキツネ1体の検体を研究機関に送りましたが、寄生虫は検出されませんでした。生息状況、糞から虫体保有率を検査する取組みについては行わない旨の答弁でした。

(コメント)

 動物を媒介する病気ですので、その生態等を把握しなければ適切な対策は難しいと私は考えます。根拠なく不安を煽るのはいただけませんが、現状、キツネが市内のどの地点で出没が多いのか、キツネの感染率はどの程度なのかと言った基礎的なデータを集め、それに基づき政策を考えるのが基本だと思います。水質汚濁防止等の環境行政の場合は、モニタリングのためのサンプル取得に多くの時間を割いています。そのようなデータがあるので、異常値が出た場合は直ちに対応できることになります。自然相手の仕事ですので、地道にデータを集めたり統計をとるのが基本だと思います。

(3)キツネの駆除について

 原則はできない旨の答弁です。

(コメント)

 市街地で銃は使えないのは当然のこと、わなも規制があります。だからこそ(4)にもつながりますが、虫体保有率を調べ、保有率が高ければ、虫下し餌の散布など、駆除や追い払い以外の第3の道を検討すべきだと考えます。

(4)虫下し餌の散布等による対策について

 現在、道内11市町村で実施されていますが、現状、市内では陽性反応が出ていないので行わない旨の答弁でした。

(コメント)

 この対策は虫下し餌をキツネが食べることで、キツネの虫体保有率を下げ、結果的に人間への感染を防止するものです。現状、市内で患者は出てはいませんが、潜伏期間が長い病気であること、近年のキツネの増加を鑑みた場合、まずは、虫体保有率の調査等、基本的な情報を今から集めるべきだと私は考えます。