茨城県坂東市 新庁舎視察その2

 前回に引き続き坂東市役所新庁舎の視察報告となります。まず、各階の状況について説明していきます。

bandou1f 1階は総合窓口、税務、福祉の窓口、市民カフェラウンジ、多目的ホール、行政情報コーナー

bandou2f 2階は教育、都市、産業

bandou3f 3階は広聴、総務、企画、市長室、大会議室(防災対策室)

bandou4f 4階は議会棟になります。

sekyurithi 各階のセキィリティ対策については、市民エリアと執務エリアを明快に区画しており、ICカードにより出入りをチェックしています。議員も執務エリアに自由に出入りできません。市民エリアと執務エリアを厳密に区分することは、翌日、視察した常総市における災害の教訓においても意味があることがわかってきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 3階の大会議室は、災害が発生すると、災害対策室として機能転換が可能です。そのための情報収集、発信機器が導入されています。50名程度の人員が収容可能であり、連携がスムーズにできるよう、市長室、交通防災課に隣接して配置されています。倉庫にはJアラート等の防災機器、スライディングウォールの仕切りはホワイトボード仕様により地図等の貼り付けが可能です。プロジェクターや大型のモニターを導入し、非常用発電回路により停電時も本部運用が可能となっています。坂東市の災害対策本部の構造等については、後日の常総市の教訓を考えると当然、備えるべき機能だと理解できます。

 新庁舎は、利根川洪水ハザードマップによる洪水被害の及ばない地域に建てられたこともあり、主に地震対策に重点が置かれています。災害時には各フロアの役割が決められており、1階は市民避難エリア、2階はボランティア活動エリア、3階は災害対策本部、4階は仮眠室、会議室、地下は物資スペースとされており、最大21日間の業務継続を想定した設計となっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 職員食堂や職労の部屋はありません。しかし、執務エリアにオープンスペースがあり、簡単な打ち合わせやランチを取ることができる空間があります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 議会棟に移ります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 傍聴席には仕切りがありません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 庁内モニターに様子が映し出すことができます。傍聴席は35席、ガラスで仕切られた親子傍聴席が4席分あります。

 委員会室の他に全員協議会室が設置されています。本州の議会では設置しているところもあるとは聞いたことがありましたが少し驚きました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA まだ、多くの写真がありますが、ここで整理したいと思います。

(コメント)
・デザイン、機能等、究極の新庁舎だと思うが、エコシステムを導入したとしても維持管理の負担が大きいと思われる。データは現在、収集中とのことだが、旧庁舎と比較してエネルギー効率がどうなっているのか気になる。
・ハードとしての防災機能は充実しているが、防災計画等とのリンクはしていないとのことであった。設備と運用が一体となって防災機能が完結するものであると考える。